作者別: admin
食物繊維
今回は食物繊維に関して書いていきたいと思います。
食物繊維というとゴボウなどを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
ゴボウを食べたときに口の中に残るものが食物繊維です。
人がものを食べて消化管を通過する時間は個人差はあるものの24~72時間といわれています。
その大半の時間を大腸の中で移動しています。
消化管の中には多量の消化液が分泌されていますがその水分の多くを食物繊維が吸収し便を柔らかくして
排便につなげています。
食物繊維は体内の消化酵素で消化されにくくそのまま排泄される成分です。腸内環境を整えてくれています。
また、食物繊維には血糖値の急激な上昇を抑えたり、コレステロールの吸収を抑制する働きもあります。
女性の肥満防止には大きく貢献してくれます。
脂質
栄養素の中で脂質は最も大きなエネルギー源となっています。
糖質1gあたり4㎉に対し脂質は1gあたり9㎉にもなります。
役割としては、体の機能を整えるホルモンの材料になっています。
特に女性はダイエットなどで脂質を取らな過ぎてしまうと生理不順などを引き起こす可能性があります。
また、ビタミンの吸収をサポートしたり、細胞を包む膜を作ったりしています。
そのため、脂質が不足すると肌の張りや髪のツヤが低下してしまいます。
しかし、脂質を取りすぎると脂質異常症や動脈硬化、糖尿病、乳・大腸がんなどを
引き起こす可能性があります。
コレステロールは細胞膜や脂肪消化を助ける胆汁酸の材料となっています。
コレステロールにはHDL,LDLコレステロールという種類があり、
LDLは肝臓から血液に乗ってコレステロールを体内で運搬します。
量が多く、コレステロールが運ばれすぎてしまうと血管内壁に付着してしまい
脳梗塞や心筋梗塞になってしまいます。
HDLは余ったコレステロールを回収してくる働きをしています。
世の中のおいしいものには脂質が多く含まれ過剰に摂取してしまいがちですが必要以上の量を摂取することは
体への負担も増加させてしまいます。
体重の増加は腰痛や膝などの関節痛を引き起こしやすくなるので注意が必要です。
しかし、ダイエット目的で脂質を敬遠しすぎるのもよくないので適度な摂取を心がけましょう。
タンパク質
こんにちは。
今日は人間の体にとって大事になるたんぱく質について書きたいと思います。
たんぱく質は筋肉や皮膚、内臓、血液の元となっています。
胃や腸などの消化器官や脳神経系の機能を調節するホルモンの生成に関わっています。
代謝をするための酵素や免疫抗体の材料にもなっています。
人間にとってこれらの機能は絶対に必要となるものなのでその元となるたんぱく質の摂取は
不可欠です。
しかし、たんぱく質は体の中に貯蔵することができません。
そのため、余分なたんぱく質は尿で体外へと排出されてしまいます。
摂取過多で尿に変えるということは腎機能への負担も出てきます。
またたんぱく質の取りすぎはカロリーの取りすぎにもつながることがありますので
注意が必要です。
例)鶏むね、マグロ赤身、カツオ、チーズ、牛乳、高野豆腐など
たんぱく質を適度に摂取することはホルモンや血液のバランスを保ち、疲労回復や
筋肉の生成へとつながります。
筋肉や血液をいい状態に保つことは腰痛や肩こり、けがなど体の不調を軽減することに
なります。
バランスの良い食事を心がけましょう。