股関節の痛みの事例

1 前面

1 股関節周囲の筋力低下
骨盤にももの骨を固定している深層外旋六筋という６つの筋肉が低下してしまうと、代わりに働く内転筋やももの前側の大腿直筋に負担がかかりすぎてしまいます。その結果、骨盤が前傾位を保てなくなり後傾してしまいます。 または、中殿筋などのお尻の筋肉が低下することによっても骨盤の安定性が保てなくなり股関節部分への負担が増し痛みが現れます。

2 腹筋・背筋の低下
骨盤の前傾位を保つために腹筋や背筋が収縮をして安定させています。その体幹周りの筋力が低下した来た時に股関節とかかわりが深い腸腰筋や大腿直筋、内転筋、大腿神経へのストレスが増強し痛みが現れます。

2 外側

1 股関節周囲の筋力低下
骨盤にももの骨を固定している深層外旋六筋が筋力低下すると股関節の安定性が低下してしまうため、片足で立つときにグラグラしてしまいます。それを安定させようと代わりに働くのが中殿筋などの足を外転させる筋肉です。そこにストレスがかかりすぎると股関節の痛みが現れてきます。

2 膝関節の不安定性
膝の内側を支持している内転筋や靭帯などが安定性を欠くと股関節から膝の外側へと付着する腸脛靭帯という筋肉が代わりに膝関節を安定させようとし負担がかかりすぎると股関節の痛みへと変わります。